東京荒川区町屋の手作り靴教室で、生徒さんの外羽根革靴が完成しました。
プロの職人が学びに来る靴教室としての一例です。
今回の生徒さんは、鞄メーカーで活躍されている技術者。
ランドセルから小物まで幅広く製作できる、一流の職人の方です。
日本文化を伝える担い手として海外出張もされるなど、高い技術を持ちながら、異なる分野である靴作りを学ぶために通われました。
革を扱う点では共通していても、靴は足に合わせた立体設計が求められる分野です。
そのため、木型作りから始め、道具の仕立てや使い方も含めて一つひとつ工程を進めています。
ミシン、手縫い、仕上げの磨きなど、さすがに高い技術力を感じる仕上がりですが、
それでも新たな発見や理解があったとのことでした。
靴作りにおいて重要な木型補正の精度は、外羽根の状態を見ることで判断できます。
この靴は、足を入れた状態で羽根が均等に開いており、紐でバランスよく締めることができます。
これは、木型が足に適切に合っている証です。
一方で、木型が合っていない場合は、
・羽根同士が最初から接してしまう
・V字や逆V字に開く
といった状態になり、調整機能を十分に発揮できません。
外羽根は、木型補正や型紙設計の精度がそのまま表れる構造です。
今回の靴は、一見するとシンプルな外観ですが、
内部には高度な技術が積み重なった一足となっています。
初めての靴作りとは思えない完成度です。
素敵な靴が完成しました。
このように、経験者や職人の方でも新たな学びがある靴作りに興味のある方は
手作り靴教室をご覧ください。



