生徒さんによる革ポシェットが完成しました。
今回の生徒さんは、先日靴を完成されたばかりで、次に何を作るか検討されていました。
その中で「小さなノートを入れるための袋物が欲しい」という実用的な目的から、ポシェット制作に取り組むことになりました。
当教室は手作り靴教室ですが、ご要望があれば革小物の制作にも対応しています。
用途や使い方、大きさ、重さなどを整理しながら設計を行い、まずは簡単な設計図を作成します。
その後、試作を行い、実際の使用感やバランス(塩梅)を確認。
問題がなければ本制作へ進むという流れです。
今回使用した素材は、イタリア産のタンニン鞣しによる高級皮革。
クラックレザーのような独特の質感と、墨色グレーの深みのある色味が特徴です。
縫製は「伏せ縫い」を採用し、縫い糸を表に出さないミニマルな仕上がりに。
印伝のような雰囲気と、ドメスティックブランドのようなモード感、さらに無機質な印象も併せ持つ、独特な存在感のあるポシェットに仕上がりました。
写真では仮のビニール紐ストラップを使用していますが、本番では市販品にはないオリジナルストラップを制作。
細部までこだわった仕様となっています。
今回は「まず使ってみて、必要なら改良する」という前提で進めていましたが、結果として一度で完成度の高い仕上がりとなりました。
生徒さんにも大変満足いただき、「良いものができた」と喜んでお帰りになりました。


