靴職人コース 指導方針 - 白桃花靴店

靴職人コース 指導方針

上にある 色付きボタンを押すと「生徒さんが作った靴」・「生徒さんの声」など確認ください。

靴職人コース 学習内容

学習内容 一覧表は、こちらをクリック
学ぶことができる内容 具体的な内容
外羽根 の作成 マッケイ製法、ステッチダウン製法、ハンドソーンウエルテッド製法
内羽根 の作成 マッケイ製法、ハンドソーンウエルテッド製法
チャッカブーツ の作成 ステッチダウン製法、ハンドソーンウエルテッド製法
パンプス の作成 セメント製法 で ミドルヒール、ハイヒール
サイドゴア の作成 ステッチダウン製法、マッケイ製法
デザイン と パターン プレーントゥ、ストレートチップ、ウイングチップ
男性の足、女性の足の違いに応じて作っていきます。
木型補正 と 足の計測、考え方 自分の足、先生の足
型紙 各種デザイン
足のこと、歩くこと 歩行にについて、足の健康、靴による健康被害、足の病、木型補正
男性の足、女性の足の違い
製甲 と 底付け と 型紙 自習 → 提出により現時点での課題の明確化 → 講師の見本 を繰り返しながら技術向上していく。
男性の足、女性の足の違いに応じて作っていきます。
道具の仕立て 革裁ち包丁、ワニ、ポンポン、各種針、焼きコテなど
靴修理 靴修理に関すること全般
資材知識 資材に関すること全般 (革、副資材)
靴の調整 靴の調整
販売会・コンテスト 販売会への出店、コンテストへの出品
技術面での課題、お客様への向き合い方、価格と作成時間を学びます。
革靴製造技能試験 2級 か 3級の受験 底付け技能について (2年間以上通学のときは受験を検討してください。特別特訓の指導いたします。)
その他 限定した期間での教室ではありませんので、自分のペースに合わせて学び回数を変えていってください。
上記以外で学びたいことは、応えていきたいと思っています。

指導方針 (私の経験から、しっかり書いてます。長文です。)

靴作りとは、およそ250工程あると言われています。
大きく分けると、「デザイン」「型紙」「製甲」「底付」に分かれています。

 

その工程を怪我なく、スムーズに進行するためには 「資材の選択」「器具機材の使い方」「道具の仕立て方」があります。
お客様の足に合わせて作るための「木型選択」「木型補正」があります。
そして、「足のこと」「 歩くこと」「健康被害」についての理解が求められます。


「デザインと型紙」

足が不快感を持ちにくいこと、壊れにくいこと、履きやすいこと、履きたくなることを設計、デザインします。
強度の確保、足への寄り添い方など同時に注意して設計します。
そして、大量生産品では生産性も考えて設計します。


「製甲」

強度確保が守られている縫い方、不快感を少なくする合わせ方、ミシン糸の締まりなど、多くの注意を重ねて作ります。

 

「底付、資材の選択」
お客様の使用環境、足の健康状況に応じて複数種の製法で仕上げます。 (セメント製法、マッケイ製法、ハンドソーンウエルテッド製法など)

 

「器具機材の使い方」
道具の 持ち方、構え方、使い方。誤ったときに製品に傷をつけてしまいます。
また、怪我しやすくなります。


「道具の仕立て方」

道具に100%の本来性能を持たせるよう仕立てます。 靴作りの全ての道具は、加工して使うように作られています。
誤った仕立て方をすると、怪我しやすくなります。

 

「木型選択・木型補正」
お客様の足のサイズ、大きさ、バランス、健康被害を考慮して、木型を選択、補正を行います。


「足のこと、歩くこと、健康被害」

靴は歩くための道具であり、見るためのものではありません。
歩行に対する勉強、足に対する勉強、健康被害の勉強に対して、常に向き合い理解を深めていく必要があります。

 

成長していると実感することの大切さ

250工程のそれぞれに難しさがあるため、限定した期間のなかで多くの靴種を覚えようとするとXヵ月にX足の速さで作ることになります。
しかし、課題に追われてしまい理解が浅いまま進んでしまうこともあるかもしれません。

 

その結果、形にはなったものの、「どの材料選べば良いか分からない」、「どうしてこのやり方なのか分からないけど、やっている」になるかもしれません。
「ある一つの工程手順を知っただけ」になってしまいます。
採用した根拠は、自身の中から生まれていません。

 

物作りは、基礎をしっかりしないと追熟しないと考えます。
基礎があるからこそ、手を動かし追熟することができ、自分で作れるようになるのだと実感しました。

 

そのことから、プロコースでは、「基礎知識」「基礎技術」「作業目的の理解あるうえでの技術研鑽」を柱に進めていきます。
「●●万円の学費だからきちんと教えてもらえる」とか「●●万円だから、きちんと教えてもらえない」と思われる方がいるかもしれません。

 

作り手が考える靴作りは誠実にお伝えいたします。
設定した学費は、ミシンや道具が欲しくなることが想定できるので負担を少なくしたい思いからこの価格にしています。

 

社会人になってから学ぶことは経済的負担が多く発生します。
限定した期間で取り組むことを決め、退職して貯金を切り崩して学ぶこともできます。
しかし、学び始めてX年後に「開業できる技術を得た」と思えなかったとき経済的負担、生活不安、将来不安が残ります。


学ぶなか、心が靴作りに追われてしまい、向き合えない気持ちになるときがあります。
経済的負担から辞めたくなるかもしれません。

 

どんなに覚悟を決めても、大きい投資に見合う回収ができるか分かりません。

どれだけ通えるかも、やっていけるかも。
覚えることができたか、やる気が維持できるかも、何も分からない。
やる前は、何も分からないのです。

 

やる前に思いこまず、まずは、やってみて考えていけばいい。
どんどん覚えたくなったら、通学回数を増やしていけばいい。

 

覚えたいことも、面白さも、難しさも、やってみて分かります。
講師との相性も、教え方も、習い方も、やってみて分かります。
始めてから知ることができる。

 

そして、覚えていくなか、「そのとき、そのとき やれることをやってみる」
腕を試しながら、不足を学んでいけばいいのです。

 

「理解」には、直接靴を触っていないときの時間も大切です。
時間を重ねるなかで、理解のきっかけに出会うことがありますし技術を手が覚えていきます。
アンテナを立て続けることで、あるとき出会うのです。

 


靴作りを学ぶには、浸透していく時間が、とても大事なのです。
浸透することは、本当に少しずつでした。

少しずつだけど自分は成長していると実感することが、とても大事なのです。

 

進み方

プロコース 現在、靴修理業、靴製造業、靴小売業、従事者の生徒さんへは。
靴作りを学びながら、「現在の仕事に活かすための学習」を主に行います。
修理技術の選択肢が増えること。
靴種、製法への理解、お客様の足との相性など、販売技術の充実に向けた指導。
「修理店、小売店」として独立したい方を対象にしています。

 

プロコース 靴職人コースを志す生徒さんへは。
靴作りを学びながら、いまの課題を超えるよう取り組んでいきます。
課題を示しますので、自宅にて、基礎技術の練習をします。
提出いただき、指導します。

コンテストなど行われる場合は、エントリーします。
複数足作成後は、販売する場へ出店します。
(プロコース 仕事に活かす方は、課題は求めません。)

お金をいただくことで「正しい指摘」「正しい評価」をいただけると考えています。
そのとき、必ず課題が生まれます。
その課題に向き合う中、「どうしてこう なるのだろう」「何が駄目だったのだろう」「何が良かったのだろう」が自身の心から生まれます。

私から「どうしてこう なるのだろう。と思うように」と指導することは意味がありません。
「どうして」を生み出すには、考察、取組、そして理解が繋がるための自身での努力と時間が必要です。

 

「習えばできる」のは、ただ一つの処理手順でしかなく、応用を効かせられるのは「向き合って、考察し、検証した者」だけです。
「習えばできる」手段は、靴の形をしたものでしかなくお客様からの要望に応えられないのです。

作りの甘い靴は、信じて頼んだお客様が困るでしょう。
靴の形にするということと、靴を作ることは違います。

靴職人コースは、靴を靴として作る。
そのことを学びます。

 

1年間でプロなれますか? 仕事を辞めて1年でプロになれますか? と聞かれることがあります。

作ったことがないから思えるのかもしれません。
私は、一足作って改めて考えていただければと思っています。


例えれば、
初めてピアノに触れて一年後にプロとして演奏できると思えますか?
新規採用から2年目の職員へ預けられる仕事とは、どんなレベルの仕事ですか?

 

靴の形にすることを覚えるのではなく、「靴を歩く道具」として作れるように靴作りに向き合っていただきたい。

私は、「革、木型、製靴道具」を使っているので「靴」とは捉えていません。
それだけでは、「靴」にはなれません。

先人の日本の靴職人が研鑽してきた技術は浅くありません。
履く人を思い、歩くことを考えて研ぎ澄まされてきた技術だと思います。

 

理由のない木型補正は、改善ではなく改悪。 家を出て、駅まで歩くことはできません。
既製品よりも、ずっと歩けません。
更には、健康被害を悪化させます。 履き口も開いてしまうこともあり、歩けないでしょう。

 

素晴らしい技術理由を謳ったとしても、履いて問題があるのならばその理由は適当ではありません。
靴は履いて良し悪しを判断するものです。
生徒さんへ「作った靴の感想」を聞いてください。
どれくらい履いているか、歩きやすさなど最も信頼できる情報ではないでしょうか。

 

理由のないデザイン、設計 は、壊れやすく、痛みやすい。
革を切る前段階で、どこがどう壊れるかが分かるのです。

 

技術のない底付けは、木型補正したとおりに革が木型に寄り添いません。
木型補正は活きません。 同じ木型、同じ革を使っても毎回、違う感想になるでしょう。

 

理解のないミシン、革漉きは、壊れやすいように加工してしまう。
組み立てながら、壊しています。
出先で壊れたり、作ってすぐに壊れたり、簡単に発生するでしょう。

 

理解がなければ、何が駄目でこの結果になったのか、絡み合い過ぎて見えなくなるのです。
そして、良薬を渡しているつもりで毒を渡していることになります。
一つ一つが相互作用しているのです。


「靴作り」は、特別な覚え方、考え方ではありません。

他と同じです。

「独立・自営・開業」など、夢や情熱が高まると、このような見方を忘れてしまいます。
楽器は、「基礎練習」がなくとも、なんとなくやっていればメロディになるでしょう。

 

ですが、「弾ける。吹ける。」と言えません。
基礎を学びながら、反復しながら、自習という努力を重ねる方が演奏できるようになっているのではないでしょうか。

 

限られた時間で学ぶのではなく、しっかりと向き合う進め方を提案します。
向き合い続けることで、あるとき突然気づいたり、閃いたりします。
そのためには、時間が必要です。
時間をかけて、しっかりと学べるよう学費を抑えています。

 

「限られた時間」を設定すると、「何があっても覚えてみせる」という気持ちになりやすい。
そんな気持ちであっても、そんなに簡単じゃないことが、やってみるとよく分かる。

見学時、既に学んでいる生徒さんへ、
どれくらいの期間学んで、どう思ったか。

覚えるのに、どう思ったか。
どんなことでも聞いてください。

楽しそうな顔しているか、やりたくない顔しているか とか、いろんなことが分かると思うのです。

 

 

ハンドソーンウエルテッドが作れたら、何でも作れるんですよね?と聞かれます。

製法は、靴底を取り付ける手段でしかありません。
履き心地も寿命にも、何も関係しません。
靴作りの難しさも、セメント製法とハンドソーンウエルテッドに差はありません。

 

山靴に望ましい製法であれば、硬くて街歩きには不向きです。
逆に、ダンスシューズに望ましい製法であれば、山歩きには不向きです。
労働者の靴と、貴族の靴では製法も違います。
そうやって、製法は生まれてきたのです。

 

向き不向きは、製法の個性です。
場所、用途に応じて「履き心地」の評価は変わります。

 

個性には、硬さ、しなやかさがあるため、「履き心地」を混在させてしまいますが、
製法による難しさの差はありません。
「難しい」ではなく、「精度を求められる工程が多い」です。

「工程数が多いから難しい」にもならず、「工程が少ないからこそ難しい」もあります。

 

手縫いには手縫いの難しさがあり、セメント製法にはその製法なりの難しさがあります。
A製法が作れるから、B製法も作れるとはなりません。

主観ですが、革の厚み、革の柔らかさ、型紙の精度、釣り込みの難しさを考えると、紐靴を作ることができても、パンプスは作れないかもしれません。


セメント製法は初心者向け、簡単な製法ではありません。

ハンドソーン製法は、上位技術者向け、難しい製法ではありません。

 

工程が多いハンドソーンウエルテッド製法だから、この製法が作れたら、他の製法は軽くこなせると思われやすいのですが違います。
何に関しても、あれができるから、これは簡単とはなりません。それぞれ難しさがあります。

 

製法は、お客様の要望、足の状態に応じて採用すべきもの であり、●●製法ありきではないのです。
お客様の要望に応える選択肢の一つでしかありません。

 

別の側面から考えます。 A製法で作った靴は数万円の修理代がかかり、修理期間は1カ月かかる。
B製法で作った靴は数千円の修理代がかかり、修理期間は1週間かかる。

 

このとき、その靴を主で使用しているお客様はどう感じるでしょうか。
ランニングコストの面からも資材採用、製法採用に影響するのです。

また、ゴム底だから安価であり、革底だから素晴らしいような考えもありません。
ゴム底にはゴム底の良さがあり、革底には革底の良さがあります。

 

同じように、お客様の要望、足の状態に応じて採用すべきものです。
滑りにくさ、転びにくさ、美しさ、恰好良さ、 お客様は腰が悪いのか、外反拇趾なのか・・・。

 

沢山の情報のなかから最善を考え選択するものです。
だからこそ、基礎力、基礎理解が必要なのです。

 

なお、「パンプス」は最も単純な構造でありセメント製法が主ですが、作り上げることは最も難しい靴です。

婦人靴は、「革が柔らかく薄い」

紳士靴は、「革が厚い + 裏に芯地を貼っている」とは違います。
力まかせに釣り込むとデザインのとおりに再現できません。
甲がない靴なので、型紙の精度が悪いと淀んでしまう。

 

不適当な木型補正をすれば、市販品のパンプスは履けるのに、自分が作ったオーダーパンプスは履けません。
歩いて10分もしないで、痛くて歩けなくなります。

履けるパンプスを作れることは、当教室の良いところです。
生徒さんは、美しい形のパンプスを作っています。

 

「靴職人コース」を希望することは、人生に影響あるかもしれません。

私は
1回の出費を大きくすることで、生活が不安定になりやすいことを避けたい、
・収入を得ながら道具やミシンを揃えていってほしい、
・課題に追われて甘い理解で進まないようしたい、
・靴作りの理解を深めてほしい、
そのためには、働きながら、道具を揃えながら、学んでいただきたいと考えています。

 

当教室で学ぶメリット  生徒さんへどんなことでも聞いてください。

◆丁寧な靴作りを学びます。
手作り靴だからこそ、より精度のある靴作りをしたいと思っています。
靴を靴として作るための精度を学びます。
そして、見た瞬間に「雑」と感じる靴にならないよう、丁寧に作っていきます。

 

芸術品ではなく、日常使いする道具。
丈夫で、精度の高い道具。
履く人に優しい道具を作ることを学びます。
靴を靴にするための精度と、丁寧に作ることは、とても大切にしています。

 

◆ハンドソーンウエルテッド ~ パンプス を学びます。
革の厚みのある紳士靴。
手縫い靴である「ハンドソーンウエルテッド」「手縫いマッケイ」

革が薄い婦人靴。
セメント製法の「パンプス」

変わった形の靴。
ノルウェー製法の「チロリアン」や「ブーツ」
など、紳士靴も婦人靴も作れます。

「紳士靴作れることは、婦人靴も作れる」ということではありません。
革に応じて、どちらも釣り込めること、手縫いの靴作りもできることは、当教室のメリットです。
生徒さんへ、紳士靴と婦人靴は違いなど聞いてみてください。

 


◆学費・講師のこと

一年、二年程度の勉強を終えたばかりの者が補助、指導していません。
革靴製造一級技能を有した者が直接指導します。

身内、友人ではないお客様に相当数の靴を販売してきてから店を構えています。
(学校を卒業して、すぐに講師になる。教える。販売経験が少ないままお店を持ったわけではありません。)
先生とお客様に、靴を育てていただきました。

また、前職時代は高級紳士靴を沢山履いてきましたので、既製品の良さを知っています。
履いてきて作り手になるのと、履いてこないで作り手になるのとは、作りが違うと信じています。
既製品の良さを知っていることは、私の背骨になっています。

 

そして、勤め人として生活してきた期間がしっかりありますので、責任ある仕事を学んできました。
人生経験を活かした、靴作りをしています。
靴の形ではなく、靴を靴として作ります。

 

学費は学びやすい価格にしています。
受講期間を気にすることなく、しっかりと技術を学んでいくことができると思います。

覚えながら、最初は友達へ 家族へ。次に販売会へ。と段階踏んでいくことを提案します。

始めは、月2回から月4回で十分。
月11,000円~月22,000円 から始めていいと思うのです。

 

 

◆指導
前職は「説明する仕事」でした。
説明する訓練を行い、説明することの難しさを実感してきました。
「作れるから、教えられる」と、単純にそうはならないことを経験してきました。

講師と生徒の間柄になると、パワーバランスから「言われたとおり聞く」になりやすいのです。

「何を説明しているのかよく分からない。」
説明技術がない者、説明する気がない者に説明されると、まるで理解できないのです。
講師、生徒、相互理解できるよう進めていくことが大切です。

パワーバランスの悪い形を例えば。
完成後、うまくいかないとき、「あなたの身体に問題があるから」と言えてしまうでしょう。
いますぐ改善できないオチをつけて「後付け論」をまかり通してしまえると思います。

 

完成前から事実として整理できていることを踏まえて作るのが誂え靴です。
そのことを診るために、技術、理解を高める必要を説いています。

しかし、作ることができる講師から、そのような説明を受けると
「私の身体のせいかな」「私の理解不足かな」と思ってしまうでしょう。
生徒さんの身体のせいでも、作りのせいでもなく、講師である私の指導不足、理解不足が原因です。
私からの指導を受けて作って、うまくいかないときは、講師である私の責任です。

 

質問のしやすさ、聞きたいときに聞ける人間性、相手の理解力に応じて説明すること。
質問しにくい指導者では、学ぶ方が伸びることはできません。

「やれば分かる」という指導もしません。
「後付け論」を語ることもしません。
それらは、前職時代から指導責任を放棄したやり方、ごまかすやり方だと思っているからです。

「分からないから学んでいる」ということを心に置いて指導しています。
生徒さんへ「理解できるように説明しているか」聞いてください。

 

 

◆技術・木型補正・シューフィッティング
技術力は、第三者より認定された革靴製造一級技能を製甲と底付けの2種類取得しました。
1種類取得した方が教える教室であっても、ほぼ存在していないと思います。

パンプス、ハンドソーンウエルテッドなどの手縫い靴を作ること。
パンプスの木型補正、紐靴の木型補正、シューフィッティング技術を学べる事。
シューフィッター最高位、バチュラーの生徒さんへも指導しています。
技術力は分かりにくい、見えにくいので、このことは当教室で学ぶ大きなメリットだと思います。
修理店、販売店、工場勤務の生徒さんへ、私の技術力について聞いてください。

 

◆靴修理
靴修理を行っている者が教える靴教室はあまりありません。
靴修理店に勤めながら学んでいる生徒さんにも指導しています。
修理技術を学ぶことができます。
修理店の生徒さんへ、どう技術力が上がったか聞いてください。

 

◆道具の仕立て
道具は、加工することを前提に作られています。
包丁の研ぎ方を学んできたけど研げない者を何人も指導してきました。
その他道具も同じです。
道具について学ぶことができます。

私は、包丁が切れなければ「手製靴」は作れないと思っています。
道具の仕立てが甘いと、見た瞬間に「雑」という印象が出ると思っています。

 

最後に

私の師である先生は、住み込み時代を経験された方です。
親方に習ったと聞きました。
その親方にも、きっと親方がいて、その親方も と続いているわけです。

靴作りは、相当長い時間をかけて成熟してきた物作りだと言えます。

昔は、接着剤などありません。
あっても、接着力は弱く、糸と針、釘を使い丈夫に作る必要がありました。
工程が多く、その分、作り手の数も必要とされてきました。

そうなると。
作り手は多く存在し、長年成熟してくれば「新しい技術」などは生まれていないと思うのです。
「その人しか気づいていない」なんて話はなくて、先人が気づいて必要なことだけが残るのです。

これをすると、壊れやすい。
これをすると、靴にならない。

誰もやらないことは、デメリットが浸透しているからやらないだけ。
お客様のクレームを重ねて、「やってはいけないこと」が浸透して、成熟してきた。
それが靴作りだと思っています。

初心者からすれば、「誰もやらないことを やれる人すごい。すごい技術」に見えるかもしれない。
「それが できないってことは、下手な人」と思うかもしれない。

私は、もう何世代も前の時代に靴作りの技術は完成していると思っています。


気付いていないのではなく、気づいているからやらないだけ。


やっていけないことに気づいていないから、やれてしまう。

できるけど、やらないのか。

やれないから、やらないのか。

立つ場所によって、見え方は違うと思うのです。

私は、先人の技術、成熟度を下げないようにして繋ぐことが「いまを生きる作り手」と思っています。
自分の先生から受けた技術を繋ぐ。
自分の技術を常に高める。
そう思っています。

私の教室を見学に来られる方は、沢山の教室を見て選ばれたと思います。

写真も大きく見れるようにしています。
これまであった質問も、自分が習う側に立って書いているつもりです。
かなり調べて、隅々まで読んで来られる方ばかりです。

 

そのうえで、
ホームページに謳われた言葉、歌われた技術。
私がホームページに書いた耳障りのよい情報ではなく、生徒さんがどのように学んでいるか、どんな靴を作るか。
講師の私が作った靴はどんな技術力か、講師の指導姿は。教室の雰囲気は。

私と生徒さんに直接聞いてください。
私も面談する方へいろんなことを聞きます。

私に習った方には、履き良い靴を作り、靴に困っている人を減らしてほしい。
そして、技術を次へ繋いでほしいと思っています。

 

私の先生は、「分からないことは何でも聞きなさい」といつも言われてました。

気になったとき、質問できる人間性。
分からないとき、分からないと言えること。
技術は大事です。
でも人間性は、もっと大事です。
先生に習ったことで、改めて思います。

怒鳴ったり、威圧したりする指導者は、下手がバレたくないから。
思いやりや優しさのない人間性では、指導者にはなれないと思っています。

私の先生が気持ち入れて教えてくださったことへの礼は、次に繋ぐことだと思っています。
プロコースは、この想いで運営しています。

 

靴職人コース希望の 遠距離の方へ 2022.4.30付け 追筆

当店までの旅費、学費など計上したうえで、問い合わせいただいてると思うのですが。

靴作りを深めていくなか、通学回数を増やしたくなる。資材購入のため上京を要する。
機械類、道具、資材の購入。

など、スタート時点では考えていない出費が学ぶほど発生してきます。
それら計上されていないことが見受けられます。

学び続けていくことを考えると、数年後には通学と仕入を合わせて月に4回~8回は上京できる環境が求められると考えます。
通学時間が片道2時間、片道の旅費が3000円を超える方は、時間とお金を継続していくことが大変にならないだろうか。
熱量が、通学時間の大変さ、旅費の大変さに奪われていくかもしれない。
そう思えます。

通学が大変になって辞めた時点の浅い技術で作られた靴は、良薬のふりした毒になりかねません。
甘い作りの靴で、健康被害を生み出してはなりません。

通学が無理なくできる範囲へ引っ越して、仕事をしながら学ぶことが望ましいかもしれません。

よろしくお願いします。

 

投稿日:2019年11月29日 更新日: