靴教室/パンプス専修コース

 

パンプス専修コースについて

パンプス専修コースは、経験者(型紙作れる方)を対象としています。
当校以外で靴作りを経験された方で、型紙を作れる方を対象としています。

パンプスの特徴として。
・薄い革を使用すること ・柔らかい革を使用すること。

・ヒールの高さがあること ・甲部に紐がないこと。
紳士靴とは違う設計が求められます。

当コースでは。
木型設計、木型補正、製甲、底付け、について、ご指導いたします。
(型紙、裁断は、ご自宅で用意をお願いします。)
ご自身の靴を作ることで、木型の設計・考え方、フィッティング、歩きやすさなど学ぶことができます。

グラインダーは使用しません。
大型工作機械は使用せず、ご自宅の環境で作れるよう指導します。

入会希望される方は、見学をお願いします。見学時、面談を行います。

受講料・その他詳細

<昼の部> 水・木  土・日

  パンプス 専修コース
対象

靴作り 1年以上の経験者で、型紙を作れる方。
(当校以外で靴作りを経験されてきた方)

入会金 150,000円(税込)
(木型 1足分含む。受講回数 12回分の学費込み。
講師が作成する見本 片足込み)

(見学後、入会金内金1万円の納付をもって枠を埋めています。)
(一足完成毎に再契約となります。)

受講料 一足の靴完成まで。
13回目から、一回につき5,500円(税込み)追加支払い
受講回数・期間 1足完成まで、4〜5時間を月3~4回の通学

木型設計、木型補正 × 6枠
製甲、底付け × 6枠
計12回(およそ3ヵ月から4か月間)
水・木曜日 12:00~16:00
土・日曜日 9:00~13:00、13:30~17:30
講習時の持ち物 エプロン・ワニ・革包丁
作る靴 プレーンパンプス ヒール高5センチくらい
(その他のヒール高は、1足完成した後にご依頼ください。)
(ローヒール・5センチ前後・8センチ前後)
その他 革包丁を持っていない方は、革包丁研ぎ方講習会を受けていただきます。
材料は、ご自身で用意していただきます。必要な材料、購入できる材料屋さんはお伝えします。
木型サイズの関係から、男性の受講はできません。
受講後、プロコース、趣味コースへの転籍は可能です。入会金は、コース契約毎に発生します。

 

よくあるお問い合わせ

Q
入会金の欄の「講師が作成する見本」とはなんですか
A

完成見本をお渡しします。完成見本があることで受講後も復習できると思います。

例えば。
ラーメン屋を開業するのに、ラーメン屋を食べ歩きして、自分がやりたい味はこれだなと修行する店を決めていくと思うのですが。
靴は、そもそもで革靴を履いたことが少ないとか、教える者のオーダー靴を履いていない、教える者の靴を見たことない。。。が多いように感じています。
そのため、どんな話でも「作れる人が言うのだから本当だろう」があるように感じます。

パンプス専修コースについては、同一木型、同一革を使用し講師が作成したものを受講生へお渡しします。
(「講師が考える望ましい完成姿」をお渡しします)
足に合わない理由を説明するだけでなく、見本を履いて実感できるようにしました。
講師が作ったものを、履いてみること、作りを復習できることで多くを得ていただきたいと考えています。

Q
足のことは学べますか?
A

ご自身の足に合わせて作ります。足のこと、歩くこと、ご自身の足の特徴、それらを踏まえて作ります。
靴作り経験者を対象としていますので、既に学んできたと思いますが大切なことを伝えながら進めていきます。

Q
指導について
A

当教室は、学ぶ方それぞれに応じて説明をしています。「よく分からないけど難しい話」とならない説明を心がけています。講師、生徒、それぞれが相互理解しながら進めることが大切です。
ご自身の足に合わせて作るので、体感しながら理解いただけると思います。

オーダー靴を作るには、注意点、足の特徴を洗い出してから作成に臨みます。
完成後に「足に合わない理由を後付ける」ことはありません。(いますぐ解決できない 冷え性、身体のこと、外反母趾など)
(指導して後付け、指導して後付けを繰り返しては。。。・いつまでたっても履けないし・分からないことばかり増えていくし・望ましい完成姿が分からないまま時間が過ぎるし・自分に問題あるから仕方ないと思わせてしまうため。)

オーダー靴は、お客様の困っていることを踏まえて作るものです。
オーダー靴を作る心構え、測定から指導いたします。

分からないことを分かったうえで説明していますので安心して学んでいただけます。
見学時に生徒さんへ聞いてみてください。

講師は、革靴製造一級を製甲・底付を持っていますが、オーダー靴を作るための技術力として取得したものです。講師も一緒に作りますので、同じ資材で作っても、作りの甘さによる違いも学んでいただけます。オーダー靴を作るには木型補正よりも、しっかり作れる技術の方が大切です。
技術が無くては、想いを形にできないからです。木型も指導いたしますが、製甲、釣り込みも指導いたします。

木型補正をしても活きないことが、技術力に有無によって表れることをお伝えいたします。
重ねて、その木型修正は「補正になっているのか、改悪になっているのか」も指導いたします。

当教室の生徒さんは、ご自身で作った靴ばかり履いている方が沢山います。
足が入った写真だけでなく、出来上がった靴のこと、履き心地のこと、指導について聞いてみてください。

Q
面談の持ち物
A

経験者を対象としています。
他校で数足作ったことがあったとしても、型紙を作れない方は対象としていません。

これまで作った靴で履いている靴、研いだ革包丁を持参ください。
入会された場合は、足を測定しますので足元だけストッキングを履ける環境で来店ください。不要になったストッキングを靴下型に切って持参ください。
可能ならば、自身の木型、型紙なども見せていただければ、どのあたりから指導できるかの材料になります。