
靴教室では、もちろん靴作り自体も楽しめます。
でも、私が大切にしたいのは、それ以上に「生徒さん同士の時間」や「新しい経験に触れる場」を作ることです。
教室に通うと、年上の方の経験や考え方に感化されたり、
年下の方の喜びや成長に触れたり、旅先の話や作ったものの話、恋の話など、いろんな話が自然に飛び交います。
そうした時間が、物作りの楽しさや興味をさらに広げてくれると思っています。
「何か新しいことをやってみたい」
「他のもの作りも経験してみたい」
そんな気持ちにつながる場でありたいと思っています。
もちろん、黙々と作業するのもひとつの楽しみ方です。
でも私の教室では、質問しやすい雰囲気や、おしゃべりしながら息抜きする場、そんな環境を大切にしています。
みんなで話しながら作る方が、上達も早く、楽しく作れます。
生徒さんが新しいことに挑戦したり、作った靴で周りとの会話が広がったり、歩くのが楽しく快適になったとき、それが教室をやっていて一番うれしい瞬間です。
最近、生徒さんが映像編集を勉強し始めたと聞いて、とても嬉しくなりました。
靴作りだけでなく、ここでの時間や経験が、みなさんの新しい挑戦につながっていったらいいなと思っています。

 
  
  
  
  
