生徒さんからいただいたご質問をまとめました。
靴教室 / 趣味コース・プロコース(昼)へは、関連記事のリンクを貼って掲示しています。
こちらのページへは、写真・関連記事のリンクを貼っていません。
- Q靴作り初心者ですが、作れますか?
- A
どなたでも必ず作れます。
初心者の方、大歓迎です。物作りの楽しさを一緒に作れたらと思っています。
(生徒さんの声ページ で、足への寄り添い、生徒さんの感想が見れます。)外反母趾の方、靴で困っている方、ミシンを初めて踏んだ方、物作りをしたことがない方、どなたでも必ず作れます。
靴作りのプロになる気持ちがあるとか、ないとか、関わらず作れる教室です。進み方は、履く方の希望に応じて、痛みが出にくくなるよう作ったり、長く歩けるよう作ったり、技術、資材を選びながら進めます。
また、講師は前職が説明する仕事をしてきました。
説明する訓練を行い、学ぶ方が理解できるよう努めてきました。
未経験の方へは、未経験であることを分かったうえで説明しますので安心して学んでいただけます。趣味コースでは、足が痛くて困っている生徒さん、物作りが好きな生徒さんに喜んでいただけています。プロコース(靴職人コース、仕事に活かすコース)は、靴作り未経験の方も受講できます。どちらのコースも経験の有無は、関係ありません。未経験であることを分かったうえで説明しますので安心してください。気難しい職人のイメージではありません。
- Q教室の特徴を教えてください。
- A
4点あります。
一つ目の特徴、日本の靴職人が積み重ねてきた昔からの技法で作ります。
講師の師は、住み込み時代を経験してきた方です。
私は、日本の靴職人の技術を学びました。
電化製品、自動車と同じように、靴製造の技術も他国と比べて低くくはありません。
日本の靴職人の技術は素晴らしいものです。
当教室は、日本の靴職人の各種製法(ハンドソーンウエルテッド製法など)で作ります。
二つ目の特徴、当教室は体験型教室ではありません。
履く靴を作る教室です。
「当たり前のことを何言っているのだろう。どこもそうだろう」と思われるかもしれませんが、「履ける靴、歩きやすい靴を作る」を行っている教室であり、体験型教室ではないと自負しています。
「体験型教室」であれば、おおよそのサイズ、おおよその足合わせで、組み立て手順をなぞることで完成します。
「足に優しい、足に合わせて」を謳ったとしても、それは「履いているか」、「歩きやすいか」と別の話になります。
当教室には、「他教室で作ったけれど履けなかった方」が、何名も作りに来ています。
私は、「長い時間をかけて作るのだから、作った靴は快適に履ける」と期待していると思っています。
だからこそ、履く靴を作る。歩きやすい靴を作る。靴を靴として作る。
講師である私が、最もこだわっていることです。
見学時に生徒さんへ履いているか聞いてください。
生徒さん聞くことで、本当に歩きやすいのか、履いているのかが分かると思います。
本当の言葉は、本人に直接聞くのが一番ではないでしょうか。
クリック → 通学で履いてきた写真
三つ目の特徴は、プロコースの方も含めて、みんなで話しながらリラックスしながら作るところです。
「息抜きをしに来るような気持ちで通学してください」と皆さんに伝えています。
いろいろな世代の方、いろいろな職種の方と、旅行のこと、音楽のこと、お菓子屋さん、食事、恋愛の話。。。
間違えたり、ミスしたり。どうしようか考えたり。
上手にできて喜んだり、笑ったり。
友達じゃないから話ができたり、相談できたりすることもあると思います。
そのときのメンバーで、いろいろな話をして、そのとき、その場を楽しんで作っていきます。
生徒さんからは、「学校の放課後みたい」「遊びに来ている感じ」と教えてもらいました。
全く初めての方も作りやすい教室です。
世代を超えて、お互いの話に感化されるような場を作りたいと思って運営しています。
四つ目の特徴は、笑いながら、リラックスして作っても、高額な授業料で無くとも、雑さのない、品のある靴を作っている教室であること。
「生徒さんが作った靴」を見てください。
いろいろな靴の種類を作っていて、そして雑さがありません。
雑さによる手作り感のある靴、「その靴、自分で作ったんでしょ」と言われる靴を作りたくありません。
この靴に合わせて、どんな服着ようかなと思う靴を作りたい。
革靴製造一級技能士がクオリティコントロールをしっかりしています。
雑な靴になりませんので、安心して作れます。
みなさんがリラックスして、楽しんでいる状態であることで、質問もしやすく、良いものが作れます。
- Qミシン初心者ですが作れますか
- A
どなたでも必ず作れます。ミシン初心者の方が殆どですが、素敵な靴を作っています。
未経験であることを分かったうえで説明しますので安心してください。
- Q1足完成までどれくらいかかりますか
- A
早い場合は3ヵ月(計6回通学で完成)の方もいます。4か月から6ヵ月に1足を目安に進めています。生徒さんの要望、製法、靴種によって期間は変動します。(多く通って、早く完成させたい方もいると思います。やり始めは良いのですが、月二回の通学は、予定を立てる足かせにもならず、息抜きにもなる良いバランスだと思っています。)
- Q本格的な靴は作りたいけど、趣味で軽い気持ちで作りたいのですが、大丈夫ですか
- A
大丈夫です。
当校は、プロコース、趣味コースを同時に指導しています。そのため、将来独立したい方、プロになりたい方もいますが、黙々と根詰めた感じで進んでいく感じはありません。いつでも先生に聞ける間柄でないと覚えられないからです。私は、ピリピリした感じになるのは、パワーバランスを作るために怒鳴ることで生まれると思っています。
私は、前職で伝える仕事をしていましたので、教える技術も、靴作りの技術も下手がバレたくないから、怒鳴ってごまかしてるのであり。
追加の質問させないように逃げている行為が「怒鳴る」だと思っています。そのことから、プロになる気が無いのにいいのかな?という心配は大丈夫です。
怒鳴り声なんてありませんし、ピリピリもなく。
楽しく作って、聞きたいときに質問できる教室です。当教室は、見学時に生徒さんにも直接質問できる教室です。何聞いていただいてかまいません。
見学も、15分くらいで入会の有無を聞くことはありません。
見学いただいて、私の説明を聞いて、生徒さんの声を聞いて、生徒さんの顔を見て、生徒さんの靴を見て、先生の靴を見て、「楽しそうだな」とか「やれそうだな」とか検討していただくようにしています。他校で学んできた方も、改めて通われる方も増えてきました。
生徒さんの顔見たら、楽しそうかどうか すぐ分かりますよ。
- Q学費が安いので、きちんと教えてもらえないのではないか心配です
- A
趣味コース、プロコース、どちらも、私が思う靴作りは誠実に説明します。
高額な教室と比較して、内容が劣っているとは思っていません。
趣味コースでは、物作りの楽しさを皆さんに知っていただきたいことや、靴で困っている方が減っていただきたい想いがあるので学びやすい学費にしています。当教室の生徒さんは、靴を靴として、しっかり作ります。
丁寧に作ること、雑さのない靴を作ることを大切にしています。
そして、物作りが発展していくといいなと思って説明しています。趣味コースの方でも、靴用ミシン、鞄用ミシンを購入される方。
靴作りの技術を使って手縫いの革小物作りを始める方。
赤ちゃん靴を作られた方もいますし、靴に限らず物作りの幅が広がっています。
靴作りの技法をもとに、革小物作りの助言や指導も行っています。プロコースの学費を抑えている理由は、しっかり学んでいくためです。
プロコースは、限定した期間で学ぶ学校ではありません。
一人ひとりの理解に応じて進めていく学校です。理解には、靴に触れていない時間もとても重要で、理解が染み込むため「なんでもない時間」が大切です。
手を動かしていない時間は、何か損をしている気になるのですが、それも大事な時間です。大きな支出にならないよう、ミシン、道具など少しずつ増やしていくことで経済的負担を抑えます。
退職して期間を限定する背水の陣は避けたいし、一回での大きな支払いを避けたい。しっかりとした靴作りを覚えてほしい。
以上の理由から、働きながら学んでいけるよう月謝制にしています。
経済的負担が少なくなれば、しっかりと学び続けていけます。
趣味コース、プロコース、どちらも、私が思う靴作りは誠実に説明します。
同じことを何回聞いていただいてもかまいませんし、自分のペースで取り組んでいただけます。楽しみながら作らないと覚えられませんし良い靴は作れません。
みなさんと良い靴を一緒に作れると思います。
良い靴が作れないのは、教える側の責任だと思っています。
- Q通学回数を毎週にできませんか
- A
2足目完成までは、月2回を基本として通学をお願いします。
3足目から可能です。月4回でも、5回でも通学は可能です。ただし、経験上、毎週通学になると最初は楽しいのですが、靴教室が予定を組みにくくさせる足かせになるように感じます。
基本、月2回の通学が、趣味コースでは望ましいと考えています。
繁忙期や予定によっては、当月を1回、来月を3回ということもあります。
どうしても優先しないといけない予定が入ることもあります。
通学することが負担にならないような教室がいいなぁと思っていますので、臨機応変、調整しやすくしています。
そして、友達でもなく、職場の人でもないからこそ、気兼ねなくみんなと話ができる教室がいいなぁと思っています。
生徒さんに作業時間のこと、通学回数など、聞いてみてください。
希望に応じて通学回数を変えてください。
- Q材料費・木型について
- A
材料費込みと記載されたコースは、材料費・学費込みです。木型については、教室で用意しますので「レンタル代金」は不要です。道具は教室にあるものを使えます。
靴職人コースについては、資材屋さん、革屋さん、木型屋さんに顔を覚えてもらうところから始まりです。自分の目で見ること触れることが大切です。お店を紹介しますので自身で購入に行っていただきます。又は、材料費別で清算します。
- Qどのような靴が作れますか
- A
パンプス、スリップオン、内羽根、外羽根、ローファー、ブーツ、サイドゴアが作れます。
当教室の特徴
1.沢山の靴教室のなかでも多様な靴、多様な学びができる教室と思っています。
手縫いの靴、パンプス、木型補正、靴修理、道具の仕立て、靴に関すること、歩くことに関して学べます。2.私が心がけていることは、「手作り靴だけど 雑な手作り感が出ない靴」を一緒に作ることです。
「足に合う、こんな素敵な靴を作れたんだ。売ってるみたい」って、喜んでいただきたいからです。
趣味コースの方が作った靴でも、売っているような靴に見えると思います。手作りの雑さは無いと思います。
作る手順をなぞるのではなく、靴を靴として作ることで雑にはなりません。3.作り方だけでなく、歩くこと、靴選びなど靴による健康被害も学びながら進んでいきます。
生徒さんの周りの方の健康維持にも知識を活用していただけると思っています。いろいろな靴、大きな写真、足を入れた動画をお見せしているのは、足に寄り添う靴をどなたでも作れることの証明です。
ご覧ください。4.学費は学びやすい価格だと思います。
学ぶ方の要望に応じて、シューフィッティング、木型補正、足に優しい靴作りなど説明しています。
学費に対する費用対効果はとても高い教室です。時間をかけて、しっかり作る手作り靴です。
せっかく作るのではあれば、技術評価された革靴製造一級技能士と一緒に作りませんか。
- Q自分でデザインできますか
- A
ご自身がデザインした靴を作ります。(履けないデザイン、履き悪いデザインは作れません。)
当教室の特徴ですが、木型に応じて用意されている型紙で作ることはありません。好きなデザイン、好きな靴種(外羽根、内羽根、パンプスなど)、好きな製法(セメント、マッケイ、ハンドソーンなど)を組み合わせて作る教室です。いろんな靴がいろんな製法で作られています。ご覧ください。→ 生徒さんが作った靴デザインすることで履きにくい靴。自分の足の個性。市販品と足の個性の相性が分かるようになります。デザインの違いによる不具合、壊れやすさ、足のこと、歩行動作など合わせて学びます。
- Qパンプスは作れますか
- A
作れます。3、5、7、8cmヒール高で作れます。
足の状態によってパンプスとの相性が悪い足もあります。その場合はストラップを要することになります。
生徒さんが作った靴を見ていただければ足に寄り添っていることが分かると思います。
パンプスを作るうえで心がけているのは、既製品のような美しい顔、履き良い靴、履きたくなる靴です。
雑だったり、品の無い顔だったりでは履きたくないと思うので注意して作ります。
生徒さんが作った靴を見てください。
- Q手縫いの靴作りは学べますか
- A
学べます。ハンドソーンウエルテッド、マッケイ、ノルウィー、ステッチダウンを手縫いで底付けしています。
講師の師は、手製靴しかない時代の職人です。婦人靴、紳士靴、スポーツシューズ、異種の工場を渡ってきた方です。
師より、婦人靴、紳士手縫い靴、物の見立て、道具、履く人に優しい靴作り、沢山のことを学びました。当教室では、趣味コースの方も一足目から手縫いの靴作りができます。
(白桃花靴店Youtubeより、先生が作ったハンドソーンウエルテッド製法の動画が確認できます。)
- Q木型補正は学べますか
- A
学べます。
他校のプロ養成コース、木型を学ぶコース経験者の方へも指導しています。足に合わせて作るので、自分の足の特徴を知ることができます。
市販の靴が履けなかった理由も学ぶことができます。どんな初心者でも、「補正と思うこと」はできるのです。
しかし、誤った木型補正は、健康被害に直結するからこそ、「しっかり作る」を学ぶことが大切です。木型補正は、作って履いている生徒さんの声が正しいと思います。
見学のとき、学び方、履いてみての感想を聞いてください。生徒さんが完成したときの声は、YouTubeへ載せています。→ 白桃花靴店 YouTube
履いた感想、足が入った映像をご確認ください。
履ける靴、沢山歩けるように補正されている靴です。写真でも、外羽根を見ていただければ「羽根開き具合」「足への寄り添い」など木型補正の技術力が伝わると思います。
当教室では、既製品の靴の調整方法も学べますよ。
- Qシューフィッティングは学べますか
- A
学べます。販売員、シューフィッター資格保持者へも指導しています。靴の設計、理論値、足のこと、健康被害を学ぶことはフィッティング技術の向上に繋がると思います。
設計、理論値、資材選定眼は、作り手でなくては持ちえません。販売員、資格保持者の生徒さんから仕事に活かしていると聞いています。
- Q足のこと、歩くことを学べますか
- A
学べます。靴を作るうえで、必要な学びです。木型補正、シューフィッティング、デザイン、設計、資材選定、靴に関わる全ての考えの土台が「足のこと・歩くこと」です。
- Q靴修理は学べますか
- A
学べます。靴修理店勤務者へも指導しています。生徒さんからは、靴修理技術が向上したと聞いています。
修理資材の選定、靴構造に応じた修理技法、特殊構造の理由なども伝えています。既製品の修理、誰かが作った靴の修理をしている靴教室は多くないと思います。
靴修理を行える者より伝えられることは当教室のメリットだと思います。
なお、靴修理技術のみ学びたい希望はお受けしていません。
- Q道具の仕立て方、機械の使い方は学べますか
- A
学べます。靴作りの道具はすべてが加工してから使うものです。
本来性能を引き出さないまま使うことは作業時間、怪我の誘因など、悪い影響があります。
切れない包丁を切れると思っていた経験者へ、これまで何度も指導してきました。包丁・道具、本来性能を引き出さないと靴は作れません。
- Qミシンのメンテナンスは学べますか
- A
学べます。田舎に戻るとミシン屋さんがない。調整が不安。そのようなことが想定できるので、ミシンの調整、メンテナンスも学びます。購入時は、ミシン屋さんを紹介します。
- Q見学はできますか?
- A
見学希望は、時間にゆとりをもってご連絡をお願いします。
人数、日程の調整のためご協力お願いします。
希望日は、調整できるように複数日の提示をお願いします。
開催日は、「お問い合わせ」より確認できます。趣味コース入会希望の方は、見学をお願いします。
プロコース(仕事に活かすコース)入会希望の方は、教室見学と面談をお願いします。
プロコース(靴職人コース)入会希望の方は、教室見学と面談をお願いします。
ご自身の希望に添った内容を学べるか。
作りたい靴が作れるか など、生徒さん、講師へ直接聞けます。
指導姿、指導内容、講師が作った靴、生徒さんが作った靴など確認してください。入会を希望される方へ。見学後、入会金の納付をもって枠を埋めています。
(趣味コース 5500円。 プロコース 内金1万円の納付。残金は、後日納付。)・夜間コース希望の方へ。教室見学は、土日か平日の昼にお願いします。
・コロナ感染対策として、見学は入会希望者を受付ています。同伴はご遠慮ください。
・高校生は、保護者、学校の先生、どちらかと一緒に見学に来てください。
- Q4時間は長く感じます
- A
長く感じるかもしれませんが、作業をしてみると短く感じると思います。
自分なりに考えてみることや、慣れない作業であるということ。
ときに、周りの生徒さんとおしゃべりしたり、集中して作業を行うことで、すぐに時間は過ぎていきます。集中を継続できる時間と、集中を開放する息抜き。作業進行速度を踏まえると4時間が望ましいと考えます。
気になる方は、生徒さんに作業時間のこと、通学回数など、聞いてみてください。
なお、ご自身の都合により早く切り上げることも可能です。
- Q自分の木型が欲しいです
- A
当教室の生徒さんは、趣味コースでも、自身の足に合わせた自分の木型を持っています。(一足、約2万円くらいかかります。)
一足目から自分の木型で作りたい方もいると思いますので、しっかり書きます。
自分の木型が欲しい方ですが、2足目までは、自分の足の癖、構造、作り方が不安定のため当教室で用意した木型をベースに補正して、足に合わせた靴を作ります。
履き心地を良く作ること、作り方が安定してきたうえで、ベース木型を用意しますので、削ったり、盛ったりして自分の足に合わせた木型を作ります。私は、理解が少ない間に作ると、足に本当に合っているか判断できないと捉えています。
私の指導が的を得ているか、本当なのかも判断できないと思います。作って、履いて、しっかり歩いてから。
スーツ用なのか、カジュアル用なのか、四角のつま先か、丸いつま先か。
作ってみたら、こんな木型の方が良かったと思うかもしれません。自分の足を知り、履き良い靴を知ったうえで、その次の段階である木型作成に進むことで、より良い靴になるのではないでしょうか。
本当に良い木型ができたのか判断つけられるようになってから作っています。なお、木型とは、5センチヒールのパンプス木型を、2センチヒールの紐靴として使うことはできません。その逆もです。ヒールピッチと呼ばれる設計角度があり、それに伴い木型のつま先から踵までの設計があるのです。それを知らずに変えてしまえば履物としての性能を確保できなくなるためです。
初心者の方には、一つの木型があれば、ヒールの高さ、つま先の形、どんな靴でも自由自在に作れるような印象を持たれますが、そうではありません。
その形で作れる形は、そのものだけです。当教室は、自分の木型を作ることもできますが、自分の木型を持たなくても、履き良い靴を作っています。
- Qプロコースを志向しています。いまは月二回しか通えません。
- A
月2回から始められます。学ぶ方の要望、目的に応じて受講内容を変えています。労働環境、生活環境に合わせて学び方を変化させてください。
靴作りは簡単ではありません。
学費を年払いで支払ったのちに、ついていけなくなる。分からないまま進んでいることで辛くなる。
仕事の都合で通える回数が減る。いろいろなことが想定されます。
そのことを踏まえて、月2回から始められるようにしています。作り始めは、専門用語、構え方、道具、全てが初めて。それだけで疲れてしまうものです。覚えてきてから、より習熟度を深めるために多く通う方が得るものが多いと思っています。
スタートは、月2から4回の間で始めて十分。
学びながら家で自習をする生活スタイルを作ることが靴職人コースでは最も大切なことです。
数足作っていくなかで、経験、知識、理解を充実させていく。
そして、生活スタイルを作ったうえで受講回数を増やす学び方を提案します。
- Q将来独立を考えています。
- A
流通している靴の90%以上は、手縫いも木型補正もされていません。
「しっかりと作られている工業製品」です。手製靴は、どうでしょう。
木型補正による悪影響。靴を作る技術不足による悪影響。道具として成り立たないことが簡単に発生します。
技術不足、理解不足による問題解決できない状態に簡単に至ります。そのとき被害者は、信頼して相談されたお客様になるのです。当教室は、「しっかり作る」ことを柱にしています。
修理店での独立を考えられている方へは、靴の構造、靴の理解、修理技術の底上げなど、日常業務へすぐに活かしながら進めていきます。精度、強度の出し方、資材加工、それらに伴う考え方など、学んでいる生徒さんからは勉強になっていると聞いています。
靴屋としても、修理屋としても、木型補正、手縫い、資材選定、必要な技術を身につけることでお客様に応えられると思っています。
製靴技術、靴修理技術を身につけていただき靴に関して技術不安がないよう独立する目標(靴屋さん、靴修理屋さん)に向けて後ろ支えできるよう指導しています。
技術がなければ、ヒールの髙さ合わせ、すくい縫いなど不適が簡単に発生します。
学ぶ前に、靴を靴として作られているかを点検することが大切です。
- Q靴教室・学校説明資料はありますか
- A
ありません。
これまであった質問は、このページ上に掲示しています。
プロコースの学ぶ内容は、別ページへ掲示しています。
その他確認したいことは、見学時に聞いてください。当店のホームページでは、
Q&Aや、生徒さんが作った靴の写真など、入会を検討される方へ可視化してお伝えしています。
見学前に不透明感や心配をなるべく消したいことが理由です。そのうえで、
私が作った靴を見ること、生徒さんの靴を見ること、生徒さんの学び方を見ること、生徒さんの顔を見ること。
指導姿を見ること。
「ホームページ上の謳い文句、売り言葉」ではなく、自分の目で見て判断いただきたいのです。靴作りを何も分からずとも、必ず感じるものがあります。
楽しそうだなとか、やってみたいなとか、難しそうだなとか。。。。
指導方法、講師との相性どうかなとか。。。生徒さんの顔、学び方、感想が最も信頼できる情報ですので、ご自身の要望に合っているのか見てください。
- Q受講生の状況その他
- A
靴工場勤務、義肢装具士、靴資材店勤務、靴修理店、高級靴店、靴量販店、シューフィッター、服飾小売店、などの靴産業従事者。
靴とは関わりのない仕事の方、物作りが初めての方。趣味で革細工をやっている方。
靴探しに困っている方、初心者の方。。。世代、仕事、目的が違う方々が集まり、楽しみながら学んでいただいております。
初心者の方でも、趣味コースでも、手縫いの靴作りや、自分でデザインした靴作りができる教室です。
他校のプロ志向コースで学んだ方、靴作り経験者へも指導しています。
常に靴に触れているプロに選んでいただけることは、何か伝わっていると思っています。何も分からないうちは、言葉だけで信じてしまいます。(当たり前ですが)
靴の形を見れば、同じに見えるのかもしれませんが。。。プロは、言葉ではなく靴の細部を見ます。
言葉には酔いません。
プロは見ているところが違うので嬉しいです。街のラーメン屋と同じで、店毎にいろんな違いがあるものです。
見学して、ご検討ください。
- Qどのあたりから通われていますか?
- A
都内、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県から通学されています。
横浜、横須賀、川崎、筑波、守屋、船橋、千葉、相模、和光、川越、府中、中目黒。ちょっと距離がある生徒さん、一時間以上かけて通われる生徒さんもいます。生徒さんには、来る前より帰るときは気持ちが楽になって帰ってほしいと思ってます。
町屋は、北千住駅の隣。西日暮里駅の隣。上野からも一本。アクセス良好です。地方に住んでいる方も是非ご検討ください。
- Q踵の写真から、そんなに何かが分かるのですか
- A
靴は、正面から見て「この靴いいな」と評価するのですが。
手作り靴の技術は、踵側から見ることで表面化します。靴は、木型に革を巻き付けて作ることから、木型の形になってしまいます。
木型があることで、大きく外れることはありません。しかし、ヒールについては、「無の空間」へ作り上げていくものです。
木型のようなガイドがありません。
そのため、左右非対称、高さの不揃いが簡単に発生します。また、踵の深さは「釣り込み」によって左右を合わせる必要があります。
釣り込みの技術によって、左右非対称、足が入る深さの不揃いが簡単に発生します。そのことから。
「ヒールの高さ → 左足の小指側、親指側。同じ高さか。」
「ヒールの高さ → 右足の小指側、親指側、同じ高さか。」
「そのうえでヒールの高さ → 左右の高さは同じか。大きさも同じか。」
「そして踵の深さ → 左右同じか」
をチェックしながら作っていくものです。靴は、左右で一対です。
左右を合わせる技術が求められ、片足では評価できないものです。仮に。
ヒールの高さが左右で違う。
ヒールの高さが内と外でも違う。
踵の収まる深さが左右で違った場合。これら、履きにくさに繋がるものです。
歩き方に影響することから「靴による健康被害を招く」原因と考えています。靴を靴として作ることができなければ「木型補正」も活きません。
当教室が、踵からの写真、両足揃えた写真を載せているのは「靴を靴として作る」ことを大切にしているからです。「靴を靴として 左右合わせてしっかり作る。丈夫に作る」ができたうえで、木型補正、製法があるのだと思い指導しています。
生徒さんが作った靴 ← クリック
- Q趣味コースからプロコースへの転籍はできますか
- A
3年以上通学し、制作足数は6足以上作られた方は転籍可能です。再契約となります。選択されたコースの入会金をいただきます。
- Q靴修理業の見学希望の方へ
- A
靴修理を仕事にされている生徒さんの多数がプロコースであり、技術力の底上げを図ることができています。
プロコース受講者への内容の充実、生徒間の情報交換、技術の相乗効果を図るため
靴修理業の方は、
平日 プロコース のみ受け付けとなります。
よろしくお願いします。(趣味コース契約途中における靴修理業への転職時は、プロコースへの再契約となります。)
- Qハンドソーンウェルテッドを最初から作りたいです
- A
一足目は、ハンドソーンウエルテッド製法は作れません。
ハンドソーンウエルテッド製法は、工程の多さから完成までの時間を多く要します。
1足目は、足に合わせた木型を作ることに時間を優先します。
ハンドソーンウエルテッド製法は、2足目以降となります。
「ハンドソーンウエルテッド製法ができると、それ以外の靴は簡単にできる」と、入会前そう思っていたと多くの生徒さんに教えてもらいましたが、違います。
ハンドソーンウエルテッド製法できたとしても、パンプス作れるかは別の話です。
ハンドソーンウエルテッド製法できたとしても、靴を靴として作れるかは別の話です。
あくまで製法は選択の一つでしかありません。
靴を靴として作れるかは関係ないのです。
不慣れな者のハンドソーンウエルテッド製法は、組んでいるのか壊しているのか分からないものができるので最初から作らないことをルール化しています。
靴作りに慣れてから作ってください。
- Q遠距離への転居を予定しています。短い期間ですが通学できませんか?
- A
未完の場合は、未完成姿での持ち帰りとなります。
「数か月の間に沢山通学して早く一足作りたい」という、ご希望には添えません。
残務の手伝いは、ありません。
- Q短い期間で一足作って、プロになれるか判断したいです
- A
お断りしています。
「数か月の間に沢山通学して早く一足作りたい」という、ご希望には添えません。
- Q足が大きいのを小さく見せるためにパンプス・ハイヒールを作りたいです。
- A
足の大きさに合わせた靴を作ります。
足より、「小さいサイズ、大きいサイズ」どちらも作れません。
- Q普通に売っていないようなデザインの靴を作りたいです。
- A
華奢すぎ、厚底すぎ、重ねすぎ、チャック、鋲だらけ、ヒール無。
デザイナーブランド系は作れません。
- Qプレゼントする靴を作りたいので通学できませんか。
- A
ご自身の靴を 2足作るまでは、他者への靴作りはご遠慮いただいております。
自分の足で履き心地を確認してから、プレゼントする靴を作ります。