靴の話

靴の話

木型の話

靴は、靴の形をした木型に革を寄り添わせて作っていきます。その木型は、踵の高さによって形状が変化していき、踵の高いものは「ハイヒール」。低いものは、「ローヒール、バレエシューズ」など呼ばれます。ヒールの高さは、(1cm、1.5cm、2cm、3...
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釣り込みについて

靴木型に革を寄り添わせる行為を「釣り込み」と呼びます。市販品の靴は、特殊機械で釣り込んで作られます。当店は、手釣り込みで作っていきます。釣り込み作業に至るまでの工程から書いていきたいと思います。まず、企画 → デザイン → 設計 → 型紙。...
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パンプスの難しさ

靴を考えたとき、構造体としてはパンプスがパーツ数も少なく構造も簡単です。ですが、足に合わせるとなると、最も難しいのがパンプスです。パンプスの特徴として、紐がない。紐が無いと言うことは、甲を押さえる面がない。足が抜けやすいということ。紐靴に比...
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靴の道具 包丁とワニの話

靴作りで使う道具は、全て加工することを前提に作られています。Aさんの使い方に合わせて加工する。Bさんの使い方に合わせて加工する。これが前提としてあるので、少し余力というか、多めに肉付けられています。靴作りの相談を受けたなかで思ったことなんで...
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靴は左右で一対ということ

靴を見るのに、これまで見てきた市販品が基準としてあるはず。この靴はいいなぁ。この靴かっこういいなぁ。左右の靴を並べて見て、いいなぁと思う。作る側は、そういう見方が薄まってきます。手で作ると、精度が悪くなることを理解し始めるからです。左右に並...
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自分の木型 作りたくなること

靴学び始めると、自分で削った木型で作ってみたい。そんな思いが発生する。木型を開発するのに、丸太から削り出す人ベース木型から削り出す人 がいると思います。多くは、ベース木型から始めると思います。片足を作って木型屋さんからコピーしてもらって、左...
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デザインの再現性について

靴を作るのに木型に直接デザインを書いて。そのデザイン線を写して。写したものを紙に貼って。それを、調整しながら作るのが型紙です。立体の木型から得た情報を、平面に入れ込んで。そして、また立体に載せるので「ヨレ・ズレ」が必ず発生します。それをどの...
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手作りという言葉

「手作り」というと、心がこもっている。作り手の思いが入っている。そんな印象だと思います。反対に、市販品は、「手作り品」ではなく「製品」のような印象になると思います。私の思いですが、日本製の市販品の全ては、その会社の作り手の思いが入っていると...
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足の測定に関して

足の測定に関して生徒さんより、どこを測定すればいいか。どう測定すればいいか。と聞かれるときがあります。「どんな情報があれば靴を作れると思いますか」答えは。別に30カ所測定してもいいし、1カ所だけでもいいし。お客様が喜ぶ靴作れるのならば、測定...
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靴職人になりたいと思っている人へ

自分の学んでいたころの話。靴作りを覚えたいのに、一足作った段階で「一足作るのに、これくらい時間がかかった。しかもよく分からない。」が分かった。そうなると、自習、自分なりの考察を深めなければ、自分の予想よりもずっと覚えるまで時間がかかる。を逆...