技術

道具の話

技術に関する お話 いろいろ

靴づくり教室に通われる理由は、人それぞれです。「家が近いから」「下町にあるから」「学費が手ごろだから」「本格的な靴づくりを体験してみたい」「足にやさしい靴を作りたい」皆さん、さまざまな思いをもって当教室を選ばれています。「たまたま家が近い、...
靴の話

■ハンドソーンウエルテッド を考える

「ハンドソーンウエルテッド製法を覚えれば、何でも作れるようになる」と思っていたと、靴好きな男性が習いに来ると言います。20から25年ほど前、「この製法は、もう作れる人が世界にほとんどいない。途絶えてしまう究極の製法」として紹介されました。(...
オーダー靴・修理

■ 釣り込み、踵、ヒールを考える

手作り靴 踵、ヒール 注意して作る箇所靴は、左右で一対・ 踵と釣り込みから見える技術靴は正面から見ると「形がきれい」「雰囲気がいい」と評価されがちです。しかし、手作り靴の本当の技術は、踵側から見たときに表れます。見た目の整いの裏側には、釣り...
靴の話

踵の深さ、ヒールの高さを左右合わせる話

靴は正面から見ると「この靴いいな」と思えますが、手作り靴の技術は、踵側から見ることでよくわかります。それは、簡単に技術不足が表面化するからです。靴製造工程の手順を覚えただけでは、ヒールの高さを左足、右足、合わせて作ることはできません。ヒール...
靴の話

ハンドソーンウエルテッド製法 すくい縫いの話

すくい縫いとは、細革を手縫いで縫い付ける作業。ハンドソーン(手縫い) + ウエルテッド(細革)の作業です。写真のように、中敷きの下にある素材「中底」へ段差を作り、靴の縁になる細革を縫い付ける作業を指します。縫い付け方法を「すくい縫い」と言い...
道具の話

靴の道具の話 ワニについて

靴作りの道具について。道具を作る職人さんも引退される方が多くなり、最近では、ずっと使っていた包丁も手に入らなくなって、とても困っているところです。そのなかでも、ワニと呼ばれる革を引く道具は、数年前から国産を購入することはできなくなっていて、...
靴の話

ハンドソーンウエルテッド製法 を考える

春になり、思うところがありましたので、新しく記事書きました。→ 「ハンドソーンウエルテッド製法 を考える」読んでみてください。ハンドソーンウエルテッド製法、木型補正、いろいろな魅力的な言葉がありますが、「靴を靴としてきちんと作る」ことが私は...
靴の話

講師の紹介 

靴教室に見学希望される方に向けて過去に書いた講師紹介を改めて掲示します。「自分の良いところ」 と思っているのは、■ いろいろな靴(手縫い、婦人靴など)の種類を作ることができる作り手です。(生徒さんが作った靴は、いろいろな種類があります。)■...
靴の話

得意な作業ができるまでの話

製甲(革の加工、組み立て) と 底付け(釣り込み、靴底取り付け) が1級合格時は、今よりずっと技術不足だったと思います。いまは、随分と技術が向上しました。合格したものの。当時は、1級下限ギリギリで、仕方なくて合格させてくれたのかもと思いまし...
靴の話

心がけていること。

教室には、いろいろな職種の方が集まっていて。人生で初めて会う職業の方、知らない地域の出身の方、年齢も違う。そのうえで わいわいキャーキャー言いながら、目線をみんな同じにして。ゼロから生み出していく物作りって、とても素敵なことだと思うのです。...